「おいしい梅酒」のレシピを紹介しましょう。 スモークに合うかどうかは別にして、 この作り方なら、呑ん兵衛でも納得頂けるのではないかと(^.^)。
とはいえ、基本的には、極普通の梅酒の作り方と同じです。 材料は次の通り。
青梅 | 1 kg |
氷砂糖 | 300 g |
焼酎 | 1 升 |
美味しさの一番のポイントは焼酎です。 ホワイトリカー(焼酎甲類)なんかを使ったらその時点で負けです。 本格焼酎(焼酎乙類)を使って梅酒を仕込みましょう。 有名どころでは、「いいちこ」、「吉四六」、「二階堂」、「雲海」といったあたりです。 「麦焼酎」とか「そば焼酎」が比較的癖が少なくていいかと思います。 「芋焼酎」や「泡盛」は残念ながらトライしたことがありません。
焼酎の度数は25°で充分。20°クラスでも大丈夫です。 20°クラスの日本酒の原酒が入手できればそれもまたいいのができるようです。 実際に、日本酒で仕込んだ梅酒も市販されていますし。
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補足
漬け込みに使うアルコールは度数が20度以上でなければならないようです。
国税庁のQ&A→【自家醸造】
これによると、酒税が課されたものでなくてはならないそうですので、 薬局で売ってるエタノールとかではダメそうです(笑
梅酒というと、普通、氷砂糖は1 kgなんてレシピが多いようですが、それだと甘過ぎです。 焼酎の度数が一般的な梅酒作りで使うものよりも度数が低いので余計甘く感じると思います。 少なめに入れて、途中で味を見て甘さが足りなければ足すのでもいいと思います。 試しに砂糖なしで作ったら、美味しいどころか、すっぱくて飲めませんでした(^.^;)。
補足
いろいろと調べてみると、梅のエキスは砂糖による浸透圧で抽出されるもののようです。 したがって、砂糖の量が少なめということは梅エキスが充分出ていない可能性があります。 そのためか、このレシピだと梅がシワシワになったことがありません。
梅は洗ってヘタをとって良く水分を拭き取るとか、 容器も洗って良く乾かす、とか書いてあるのが多いですけど、 その辺は適当で大丈夫だと思ってます。 だって、25°の焼酎ってことは、75 %は水なんですから、 少々容器とかに水がついていたってちょっと度数が低くなるだけで、 それ以上の影響はないでしょう? ただし、衛生面には充分配慮して下さい。
後は三カ月くらい日のあたるところを避けてほっとけば飲めるようになります。 最初のうちは少しゆすってやった方が氷砂糖が早く溶けるようです。 好みで半年から一年くらい寝かしてもいいでしょう。 私は、大抵一年程度寝かしてます。 で、翌年にその容器をそのまま使って新しいのを仕込んでます。 容器をいちいち洗わないで済むので(^.^;)。
この梅酒、ぜひ、ストレートか、ロックで呑んでみて下さい。 酒好きの方にもきっと満足して頂けると思います。オススメの梅酒レシピです。
梅酒で漬け終った梅は、そのまま食べるのが王道です。 が、これじゃ、書くまでもないですね。
ということで、ジャムにしましょう。 一種の梅ジャムですね。 じっくり火を通すのでアルコールは完全に飛んでしまいます。 なので、小さなお子様でも大丈夫です。
作り方は簡単。
瓶から取り出した梅酒の梅をそのまま鍋に入れて弱火にかけます。 しばらくしたら軟らかくなるので、 木のシャモジとかで焦げ付かないように転がします。 そのうち、グズグズに砕けてきて種が取れます。 箸でつまむとかして出しましょう。 そのまま口に運んで味見もOKです。火傷しないように。
好みで砂糖を足して下さい。もとの青梅が1 kgなら、砂糖は100 g程度かなぁ。
果物でジャムを作る際には、レモン汁を入れたりすると思います。 これは酸を使って固めるためだと、昔どこかで誰かに聞いたような気がします。 すっかり忘れてしまったので、真偽のほどは不明ですが(^.^;)。 梅だとそれ自体に酸味があるので、レモン汁を入れたりしなくても、 それなりに固まるようです。 もし、固まらないようであれば、レモンを絞るとかしてみて下さい。 でも、レモンの効用がそれ以外の場合は、、、 よく知りません。
20〜30分程度火にかけて焦げ付かないように転がしていれば完成です。
そうそう、鍋はホーローびきのものか、耐熱ガラス製のものを使って下さい。 金属の鍋だと梅の酸でやられますので。
梅酒から取り出した梅、冷凍して食べるとこれまた美味しいです。 お試しあれ。